- 10月
- 2024年11月
突然なんの前触れもなく、なのか知っている人は知っていたのか定かではありませんが、日本のアップルストアでSIMフリーのiPhone 5s/5cが発売開始されました。
SIMフリーのiPhoneについて。
SIMフリーのiPhoneにはiPhoneのすべての機能が搭載されていますが、ワイヤレス契約義務はありません。NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクなどの対応するワイヤレスネットワークの通信事業者からお好きな事業者を選び、iPhoneをアクティベートして使用することができます。
複数年のサービス契約を結びたくない場合や、海外で地元の通信事業者を使いたい場合は、SIMフリーのiPhoneを選ぶことをおすすめします。
これまで海外ではSIMフリーとして端末が販売されていて、海外から持ち込まれたiPhoneだろうがどこかで購入したiPhoneだろうが構わずにキャリアのSIMを購入するだけでiPhoneを使う事ができました。日本だけは、ソフトバンクがiPhone 3Gを発売する際に事実上の独占という位置づけでSIMロックをかけた状態で発売したために、他のキャリアでは使用できない仕様となっていました。
今回のSIMフリー端末発売はソフトバンク、KDDI、そしてNTTドコモと3大キャリアがすべてiPhone取扱いを開始した事で、ロックをかけておく意味もなくなったと見る事もできますし、一部で望まれていた海外などでもSIMを差し替えて使う事ができる道も開けました。逆に、これまではSIMフリー端末を海外で購入してNTTドコモのSIMを挿して使うというトリックが、本家が取り扱いを開始した事で意味がなくなり、同時にSIMフリーの要望も減っていたのではないかと見られるタイミングでもあるので、この効果で裾野が広がるかはわかりません。
さて、このSIMフリーiPhone発売が私たちに何をもたらすかと言えば、iPhoneをiPhoneだけとして購入する事ができるようになったので、検証端末として、撮影用モデル端末としてiPhoneを気軽に買えるようになったというのが大きな変化です。
これまではキャリアにヒモ付いていたために、自分たちが使う端末として2年契約をしつつ、それを開発や撮影用に使っていましたが、たとえば今回はiPhone 5sが3色、iPhone 5cが5色ですから、撮影していくには合計で8台の契約が必要となります。そういう苦労がなくなったという意味ではとても嬉しい限りですが、実際にはすでにこれらの契約を終えて撮影もほぼ終わってしまっているので、最初から出しておいてくれれば、という思いがないわけでもありません。
とはいえ、こんな用途はAppleからすれば想定することではないので、配慮してもらうような事は今後も望めないと思いますが。
いずれにせよ、選択方法が増えるのは良い事だと思いますし、海外では普通にSIMフリーで販売されていたわけですから、日本もようやく追いついたと言えるかもしれません。
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このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
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